診察の流れ① ~相談・診察~
受信を希望する場合は、事前にお電話にてご連絡を頂き、相談を経て受信日時を調整となります。
その際は、受信の意図、ご本人の様子、特に困っていることなど、おわかりになる範囲で情報を整理しておくと相談を円滑に進めることができます。なお、事前にPFC HOSPITAL認知症疾患医療センターへのご連絡がなく受診来院された場合は、当日の外来診療の状況によっては後日のご来院をお願いすることがありますので、あらかじめご了承ください。
診察を受ける前に
以下のほか、必要な情報があればご提示頂けますようお願い致します。
- ご家族の状況
ご本人の両親、兄弟姉妹、配偶者、子、などの状況・連絡先、など
- ご本人の生活歴
ご本人の出身地や学歴、職歴、婚姻歴、生活状況、など
- ご本人の病歴
これまでにかかった病気と時期、現在治療中の病気、服薬状況、通院先の医療機関、など
- 主な症状
ご本人やご家族が感じている症状、特に気になる行動、など
- 発症時期
いつ頃から感じている症状か、思い当たる事があるか、など
- 社会資源
要介護度、介護・福祉サービスの利用状況、障害者手帳の有無、など
受診当日について(診察当日の流れ)
受診当日は診察のお申込みにあたり、PFC HOSPITALの外来受付で受付をしてください。
できる限りご本人だけではなく、ご家族、関係者(公的機関に属する支援・福祉関係者など)とご一緒にご来院ください。ご本人のみでご来院されますと診察をお受けできない場合があります。
(※当日の状況により順番が異なる可能性があります)
- 受付
ご本人の両親、兄弟姉妹、配偶者、子、などの状況・連絡先、など
- ご本人の生活歴
保険証のご提示、お持ちの方は紹介状(診療情報提供書)のご提出。
- 問診・予診
事前情報のほか、ご本人やご家族、関係者からお話をうかがい、症状などを把握します。
- 心理検査
簡単なテストを行い、記憶や認知機能などを検査します。
- 身体検査
血液検査などの一般的な検査を行い、お体の状態を検査します。
- 診察
医師がご本人を診察、検査結果や所見に基づいて必要な処置を行います。
ご本人の身体状況などによっては実施できない項目もあります。あらかじめご了承ください。また、CTやMRIによる画像検査や心理検査においては、当日の状況によってはお待ち頂くか、後日改めてご来院が必要な場合がありますことをご了承下さい。
- 診察の結果を受け、お薬が処方される場合と処方されない場合があります。
- また、ご本人の状況によっては入院治療が必要と医師が判断する場合がありますが、当日の病床の状況によっては日数をお待ち頂く場合があります。
- 診断結果はご紹介機関様へ報告させていただきます。
- 検査の結果については、当日もしくは後日、担当医師よりご説明となります。
診察の流れ②
かかりつけ医がいらっしゃる場合は、紹介状をご持参下さい。
認知症の早期診断、早期対応
当センターでは認知症専門医が問診、心理検査、血液検査、画像検査などを施行し、認知症の早期診断と鑑別を行います。診断を元に治療方針をご本人、ご家族とともに決定します。その後の診療は、主にかかりつけ医に引き継ぎます。また、認知症の症状に変化があれば、かかりつけ医や地域の医療機関と連携しながら対応します。
身体合併症・周辺症状への対応
認知症の人の周辺症状や身体合併症については、治療すべき急性疾患について対応(入院を含む)します。また状況により、協力病院と連携して治療を受けられる体制作りに努めています。